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るるぶりふぉんママです~~

ついに 滞在もあと一週間となりました。
来週の今日には ここを発ち、帰国します。
りふぉんパパは3ヶ月、
私は 合わせて2ヶ月の滞在でしたが、
予想以上に楽しかったです~~


昨日は 今回 最後となるNYへ
今回は 2ヶ月の間に
オペラ3回、バレエ1回、オーケストラ2回、ジャズ2回と
まあまあの収穫でした。
まだ 行ってなかったのがカーネギーホール
なかなか いいプログラムと日程が合わず・・・でしたが
やっと・・・・・

おりしも 5月7日は 敬愛するブラームスの誕生日
その日に Emerson Quartet でブラームスが聴けるのはラッキー

りふぉんパパを 日帰り出張に早朝 送り出し
私は 節約のため、最寄り駅まで 1.7kmを
歩くことにして 出かけました~~
日曜日なので シャトルバスもありません
ちょっと寒いけど 暑いよりは歩きやすい気候です。
最低気温が まだ 4℃とかなんですよ~
最高も 13度くらい まだまだ 夜は暖房です。

最近、遅延の連続で悪名高いNJT(ニュージャージートランジット)
もちろん 遅れましたが 十分な余裕をみているから大丈夫

まずは MoMAのショップで ちょっと買い物
そして 次に向かったのがここ
セントパトリック大聖堂
5番街の54丁目にあります。
今回の滞在の無事を感謝しつつ、ミサに出てきました。

大きなトラブルもなく、(パパが雪でボストンに行かれなかったくらい)
病気も怪我もなく、快適に過ごせたましたからね。
・・・・まだ あと一週間あるけど~~

何より、りふぉんが 体調も崩さず、元気でいてくれたこと。
シッターさんのおかげですが、これも感謝 感謝






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昨日の司祭は 多分ブラジル人で なかなか面白かった
お説教の際、
「こんなに大勢の人がいるのに 聖歌の声が小さかった」
「みなさん、もう一度 歌い直しましょう」
みな 大笑い
元気よく歌いましたが
「う~~~ん、ちょっとマシになりましたね」
また 大笑い

パイプオルガンの音色も素晴らしいし、
本当に きれいな教会です。
ここの聖歌隊に入るのも大変らしいです。
もちろん みなプロ
その代り、ミサの間、3回寄付のお願いのアナウンス
寄付社会ですからね
セントパトリックは 他からのサポートはなく
全部 寄付でまかなっているそうです。
、とアナウンスで言ってました。
「改修工事もせねばならないのですっ」
ふふふ・・・・・・教会も現実的な問題を抱えているのです。
もちろん 感謝をこめて 献金してきましたよ


心が洗われたところで~~~
今度はロックフェラーセンターの地下に走り
御用達のジャック・トレスでお買い物
ついでに 近くのサンドイッチショップで 
蟹とコーンのスープ&チキンラップサンド
これが けっこうイケる
カウンターの隅っこでほおばって ランチ終了

近くの御用達の店で時間調整を兼ねてお買い物
もちろん 銀行から連絡が行くはずもない金額の・・・ですが。

レジの人が ジャック・トレスの袋をみて
「あらぁ~~ここのチョコレート美味しいのよね」
と とても羨ましそう
「もちろん、全部 自分のでしょう?」
「い・・・・いや・・・・・」
自分用には 割れチョコ・・・・・です






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少し 早めにカーネギーホール
改修してから ここに 小さなショップと博物館ができたらしいので
開演前にちょっと見学

こちらは エントランスホール






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伝説のクラリネット奏者、ベニー・グッドマンの楽器






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アインシュタインのポスターも・・・
何か 慈善公演だったようですね~~






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ひゃ~~~っ
ヴァイオリニストの神様、ハイフェッツの若かりし頃
美青年だったのですねえ~~
他にも 貴重な写真やポスター、プログラム、チケットなど
展示してありました。







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ドアがあいて すぐに 天井桟敷まで駆け上がり~~
ほぼ 天井桟敷一番乗りっ
安い席だけど ド真ん中
階段があがれるうちは 上でいいのだ
上がいいのだっ
音が立ち上がってくるからね~~






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後半のピアノ五重奏のピアニストが病気のため
変更になったので、ちょっと空席が出たかな
私も ブロンフマンを聴きたかったので ちょい残念
2102年に母と ここで 初めてブロンフマンを聴いて
ぶったまげたから・・・・・
なんと ジュリアードのときの ほぼ 同級生
う~~~ん、まったく記憶にない
友人に聞いたら「やだ、あのときは 今の半分くらいに痩せてたわよ」
はは~~~~ん、なるほど






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前半は ラヴェルとベルクの弦楽四重奏曲
大きなステージに椅子が小さくみえる~~






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後半は ピアノも入って ちょっと スペースが埋まったけど(笑)

Emersonは 1976年に結成した弦楽四重奏団
珍しいのは 2人のヴァイオリンが 担当を交代すること。
どちらが 1番と決めてない
交代で ファーストをやるっていうカルテットは ほとんどないのです。
今回も 前半と後半と 交代してました。
ちょっとユニークですね

つまり~~かなりのご年配なわけで・・・・・
ドラッカーさんは 杖をついての入場
それでも 楽器を持つと 若き青年のごとく、だから凄い
年季の入った渋さもあり、自分自身もシニアの世代なので
色々 共感すること多し、でした。


オペラやオーケストラ、そしてカーネギーと聞いて
お客さんのマナーをみると
格段にカーネギーが上でしたね。
ちょっと ヒソヒソしていても
「し~~~っ」と 起こられるし(周りの人に)
かなり 静かでした。
楽章の合間に拍手しないし、いわゆる音楽通が多いのではないかな
逆に オペラは 観光客も多いし、年齢層も広い
物語なので ミュージカル的なノリもあって
客席が ガヤガヤしているんですよね
バレエはもちろん、オーケストラも けっこう 騒がしい
楽章ごとに拍手すると ステージの上にいると非常にバツが悪い
これは 経験者は語る・・・・・です。
拍手は嬉しいけどね

それと NYのお客さんは 甘くなった、と思いますね
音楽とか芸術は いまや飽和状態なのかも。
少なくとも 1970~80年代は もっとシビアだった。
NYでやっていけるハードルは とてつもなく高くて
批評もシビアで 酷評されると 二度と登場できなかったけど
今は それほどではないように思います。
あらゆるジャンルが受け入れられて
一時期、芸術の分野を占めていたユダヤ系の人が少なくなり
ある意味、白人主義、アメリカファーストになってきたのかな。

うちの学校が アメリカの祭日は休みではないのに
ユダヤ人の祭日は休みだったことからも よくわかります。
今は そんなことないのでしょう。

あとは ビジュアルが重視され
音楽だけ、では アピールできないので
ダンスやオペラ、ミュージカルといったものを 
前面に出して 宣伝する傾向がありますね。

だから 昨日のようなコンサート、そして来るお客さんは
かなり 耳もシビアで 正統派
お隣の年配の紳士は ピシっとスーツにネクタイ
ポケットには チョコレートをしのばせ、
たった一人で 存分に楽しんでいる様子
なんだか あの時代に戻ったようで 
懐かしい感じがしましたよ
あの頃、節約して捻出したお金を 全てコンサートにつぎ込んでいた頃
安い席でも きちんと 正装して 座っていた紳士が沢山いたものです。
少なくとも スニーカーで来る人はいなかった
立ち見でも 靴を脱いで裸足で・・・・
ホールの中を歩くときは 安物でもパンプスにしたし、
学生でも それなりに 「音楽を聴く」格好をしたものです。

身近に、親しみやすくなるのは とてもいいことだけど
なんでも、どんな格好でもいいってわけじゃない
ステージの上の人に 敬意を表してほしい。
どんなに 練習して 研鑽を積んできたか
ただの娯楽ではないってことを 少しだけ わかってほしい

気軽にきてほしい、と ハードルを低くすることは
もう十分にやったから
やはり 文化の向上、発展、維持のために
崇高な方向性は失ってほしくないな、と思うのでした。


りふぉんママの アメリカ音楽特派員の報告でした(笑)

最寄駅往復を含め、昨日は13000歩、9kmを歩き
今日は ちょっと 股関節が痛し・・・・・・・
やはり スニーカーが必要か・・・・・(笑)トホホ









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