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るるぶりふぉんママです~~

アルメニア最大の湖、琵琶湖の1.5倍の面積がある湖
セヴァン湖にいってきました。
大規模な湖としては 世界で最も高地にある湖のひとつ(1900m)
エレヴァンから60kmくらい東へいったところにあります。

セヴァン教会が立っている丘は もともとは島だったそうですが
水位の低下により、今は半島になっています。

少し 階段をあがると セヴァン湖が見渡せます
あいにくの曇り空
しかも~~~時折 霰が降ってきて痛いし、さむ~~~~~っ







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874年に建設された2つの教会
17~18世紀に修復されたもので 一つは中に入れます







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こんな吹きっさらしのところに
このまま 保存しているのも 何か 自然でいいな、と思いますが
日本だったら もう 囲いをして 何か保存方法を考えるのでしょうね







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ハチュカルも 外に無造作に置いてあり
風化で 模様もみえなくなっていくのでは、と思うけど
それも 歴史、時間の流れがなせる業
「時の流れは絶えずして しかも もとの水にあらあず」ですね
変化すること、風化すること、
私は 無理に科学の力で保存したり 止めなくていいと思ってます






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ほらぁ~~この通り
誰でも触れるし 持ち帰ることもできそう
でも、しない
ここに こうして 横たわっていることの必然性が素晴らしい






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ハチュカルは 実に ユニークで個性的
仏像と同じで 顔を持っています
どれひとつ 同じではない
ここで 人類の進化や衰退を見つめているのかなあ~~






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これは 唯一 教会の内部にあるハチュカル
3人の賢者も掘ってあり、
この1枚で すべてを物語っているそうです






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湖をバックに教会の存在感が美しい

しか~~~~し、霰が顔に当たり、痛いし
これ以上いると 凍死しそうなくらい 寒い


みな、冷凍になったところで・・・・ランチ






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看板もなにもない
廃墟の集落にある 宿泊もできるレストラン
レストランもある宿泊かな
アルメニアには こういう個人オーナーのB&Bがたくさんあります
部屋数は少ないし、なにしろ不便なところにあるけど
夏のバカンスには 賑わうし、
大自然だけを のんびり楽しむにはいいですね~~

だいたい 食事がとても美味しい

さすが、現地のガイドさんが厳選しただけのことはあります
ありがたいおもてなし・・・・


アルメニア料理の数々






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アルメニアの代表的なパン、ラヴァシュもあります
ラヴァシュには 面白い話があります

アルメニアの王様が争いになって 捕らえられたとき、
相手側が 面白半分に ゲームを持ちかけました
「アルメニア王が一切の食事を10日間断ち、11目に相手の王様と
 アーチェリーで試合をして勝ったら釈放、負けたら処刑」
とても不公平な戦いですが、これに対し、アルメニア王は
「では 鎧だけは 自国から取り寄せてほしい」と頼みます
受け入れられ、アルメニアから早速鎧が届けられたのですが
アルメニア王は「これではだめだ」と何度も突き返し
違う鎧を持ってこさせたそうです。
これが10日間続き、試合の日になり
なんと アルメニア国王が勝ってしまったのです
実は鎧の中に 薄いパンを隠して持ってこさせ
十分にパンを食べて 体力を持続させた、というのです


ちょっと 面白いでしょう

色々な地域の、独特の風習や食べ物には
ある事情が隠されていることが多い
そんな話を知るのも 現地にきたおかげだと思います






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メインは 肉のグリルだけど
色々な香辛料がまざったソースで とても美味
アルメニア料理、なかなか口にあいますね~~

バラエティーに富んでいますし
工夫が感じられる
民族性は食べ物に出る、と信じているので(笑)
きっと アルメニア人も 想像力豊かで 勤勉なのでしょう






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デザートはパイ生地の中に ナッツがたくさん練りこまれているもの
これも 味わい深い
アルメニア珈琲とよくあいます






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暖炉が赤く燃え、
ピアノの生演奏もあって・・・(これは あまり・・・うれしくない)
練習を思い出させないでよ~~~(笑)


寒かったけど 自力ではなかなか面倒な場所なので
連れて行ってもらって 感謝~~



で~~大急ぎで支度して
大統領官邸へ・・・・
元科学者であるアルメニア大統領もちょっと関係しているらしく
レセプションにご招待を受けたのですが~~
まあ~~~セキュリティーの厳しいこと
洋服以外がすべて取り上げられました

入口のセキュリティーチェックで
パスポートとスマホを取り上げられ(つまり撮影不可)
念入りなボディーチェックの末
やっと 待機の部屋へ・・・・
そこに 来られるのか、と思いきや
持っていたバッグもそこに置いて
謁見の間へ・・・・・
ひゃ~~~なんだか 政治家の首脳会談のよう
カメラも2台入って 秘書さんが4名張り付き
全て 会話を記録

もっと カジュアルなワインパーティーくらいを想像していたので
全身硬直状態で1時間・・・・・

レセプションというよりも 謁見・・・ですね
でも こんなこと 一生に一度
とても いい経験をさせていただきました

日本から 水引で作られた箸置きを 大統領にお持ちしました
あまりにも 恐れ多いので 秘書さんに託しました
中に 水引の意味と説明を書いて 箱の中に入れましたが・・・
「絆、友好の証」
受け取っていただけたかしら~~


「日本からきました」(笑)


夕食は 招待された方たちと レバノン料理へ
初めてだったけど これまた ハムスなど 色々 味わえて美味しかったです
なかなか 長い1日でした~~~

さ~~~て
今日から りふぉんパパはお仕事です
私は自由~~
まずは 明日のオペラハウスでのチケットを買いに行って
(買えるかな?)
あとは アルメニアが誇る作曲家、ハチャトリアン関連の取材です








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